UxCAMPUS

学街活動ストーリー

ストーリー#1

学生インタビュー

このページでは、Ux Campusの前身である神戸ソーシャルキャンパス(KSC)に関わってくれた元学生さん達へのインタビューをご紹介します。

profile

柴田英里

神戸女子大学英米文学科卒。KSCで出会った建築士の事務所に就職。カメラ、旅が好き。

story1-1

柴田さんは、KSC立ち上げ時のDIYリノベーションから参加をしていました。中学生のころ、自宅の外壁の塗装をしたことがきっかけで、建築に興味を持ったそうです。大学進学後は、小学校のクラブのコーチが建築士だったことから、そのコーチのもとで月に1度、建築について学んでいました。KSCとの出会いは、大学の授業で知った、KSCのDIYボランティア募集だったそうです。

–KSCのDIYリノベーションに参加してみてどうでしたか?

私にとって人生初のDIYでしたので、全てが新鮮でした。机やイスを作成し、KSCの空間づくりをメンバーのみんなで協力しながら行いました。空間づくりの方法は、建築士さんや大工さんに教えていただきました。KSCを通して、普段出会うことのできない人とめぐりあい、一緒に空間を作っていけたことが楽しかったです。それまでは、自分の好きな勉強をあまりできずにいましたが、このDIYをきっかけに「自分の好きなことをやっていいんだ」と思えるようになりました。

–KSCをどのように活用していましたか?

森林保全に興味があったので、KSCのコーディネーターさんに声をかけて、森林ボランティアチームを企画しました。具体的な保全方法は、六甲山での植樹と伐採です。「森の世話人」という、行政が管轄をしている森の整備事業に登録をして、活動をしました。森は自然のままにしておくと、地面まで日光が届かなくなって、土砂崩れをしてしまうこともあるので、伐採も森を守る上で必要なことです。伐採後は、切った木材を使って、ものづくりのワークショップをおこない、自然を大切にしてきました。

–文系出身でありながらも、建築の道に進まれた経緯を教えて下さい

高校生のころ、担任の先生のアドバイスを受けて文系へと進学することに決めました。大学に入学後は、興味のあった建築についても学びたいと思い、他学部ではありますが、家政学部の「自由空間コース」という授業を選択しました。その授業の中で、KSCの存在を知ったことが転機です。DITリノベーション活動を通じて、建築士さんにいろいろなことを教えていただくなかで、もっと建築のことが好きになって就職を決めました。今はKSCの立ち上げ当時に出会った建築士さんのもとで働いています。

–KSCを活用してよかったことを教えて下さい

ここに来なければ出会うことができなかったような、いろいろな人とのかかわりができたことです。自分が知っている世界にとどまらず、一歩外に踏み出してみることの重要性を感じました。KSCは「好きなことを仕事にしよう」と思わせてくれたありがたい場所です。今後は専門的な知識を増やして、古民家再生や団地の再生にも挑戦したいと思っています。これからもKSCでの経験や人とのつながりを大切にして、もっと建築について学んび、人々を笑顔にできる建築づくりができたら嬉しいです。